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株式会社 ムラオカ食品

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酒レポート

春を祝う酒「男山立春朝搾り」

平成25年2月7日
営業部 坂口 義人

 2月4日(月曜日)「立春の日」、一年に一度しか造られない清酒「男山立春朝搾り」製造のお手伝いをして参りました、ここでその時の体験談についてご報告をさせていただきます。

 この「立春朝搾り」とは日本名門酒会が毎年恒例としています立春を祝う酒として全国39ヶ所の清酒蔵元で「立春の日」だけに製造される清酒です。今年で16年目を迎え北海道では旭川市の男山(株)で造られています、ここで「立春朝搾り」について簡単にご紹介をさせていただきます。

 春を迎える立春の日を祝う酒として誕生しました、節分の夜(2月3日)から一晩中、もろみを搾り続け、立春の早朝に搾りあがったばかりの生原酒となっています、いっさいの火入れをしない生酒で酒蔵でしか味わえないフルーティな香気と生まれてたて新酒の味わう事が出来ます。
 只、搾り上がりが2月4日と決まっている立春朝搾りは、できあがりが早すぎたり遅くなったりしない様に完璧な管理と微妙な調整が必要なため杜氏さん泣かせのお酒としても有名なお酒です。

 2月3日から4日にかけて搾り上がったらすぐに瓶詰めして出荷となるためにこの日の蔵人たちは夜中から時には徹夜での作業を行う手間隙がかかったお酒となっています。今年は名久井専務と私(坂口)が蔵元の男山(株)に伺いました。我々は前日の2月3日に旭川市で前泊をして「立春の日」の作業に備え2月4日(月曜日)のAM6:00に蔵元の男山に到着しました、今年の「立春の日」の旭川市はマイナス6度と例年より暖かく蔵人の方々も驚いておりました。遠くは函館・帯広そして札幌と地元旭川市の酒屋が約100名出席してAM6:30より男山(株)から山崎社長のご挨拶があり作業が始まりました。

 我々はまず初めに蔵人の方々が精根を込めて搾りそして瓶詰めされた「立春朝搾り」にお酒の顔を言うべきレッテルを一本々丁寧に貼っていきました、単純な作業とは思いましたがレッテルを貼る事に気を使い少し時間はかかりましたが無事終了致しました。

 その後に日本名門酒会で用意していただいた朝食をとりました、その時は単純な作業でしたが非常に何かやり遂げた気持ちになりました。最後は今年出来上がった「立春朝搾り」と共に神社の神主さんによるお祓いが行われ、無病息災・家内安全・商売繁盛を祈願して「立春朝搾り」を車に積込んで帰路無事に会社へ戻ってまいりました。その日は当然当社取引先飲食店への配送も終了して販売をいただきました。今回の体験は今後において大変勉強になりました、このような機会があれば再度参加をしたいと思います。また企画をしていただいた日本名門酒会には大変感謝申し上げます、ありがとうございました。皆様も是非参加をされてはいかがでしょうか?

ムラオカ食品 営業部 坂口 義人