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第18回もろみの会(開催予告) 日本のシャトーワインについて

北海道札幌市中央区南8条西1丁目13番地80

TEL 011-531-1548

FAX 011-531-1792

本格焼酎研究会もろみの会

もろみの会開催予告

第18回 もろみの会

もろみの会のテーマ「日本のシャトーワインについて」

平成20年 会報3号 (平成20年7月2日(水) ルネッサンスサッポロホテルにて開催)

第18回酒類研究会「もろみの会」開催のご案内

 次回「もろみの会」は日本を代表するシャトーメルシャンより斉藤工場長を講師として御迎えし7月2日(水)ルネッサンスサッポロホテルにて開催致します。日本固有の甲州品質を使った甲州ワインの真髄と北海道ニューウェーブの余市ワインとの比較をお楽しみ下さい。

土田英順先生

矢崎有佳さん

スペシャルゲストに元札響首席チェロリストとして有名な土田英順先生をお迎えしております。 ピアノ演奏は矢崎 有佳さんです。

第18回もろみの会のテーマ「日本のシャトーワインについて」のご提案レポート

株式会社ムラオカ食品  川村 勝

 日本のぶどうは既に江戸時代から繁栄されていたらしく、栽培は鎌倉時代から始まったと言われています。ワイン造りは明治期に始まりましたが、ワイン産業と呼べる状況にいたったのは三十年くらいとされており、ここ数十年で世界水準のワインんを造り出すワイナリーが増えはじめております。とくに長野県の塩尻・桔梗が原で栽培されるヨーロッパぶどう品種のメルロは、大手ワインメーカー、メルシャンを中心にいまや国際コンクールで数多くのメダルを獲得するワインへと成長しました。日本での栽培が困難とされたヨーロッパぶどう品種が日本各地でワイン専門品種を主体とした産地が誕生しています。

 さて、私たちの北海道ではと言いますと、ヨーロッパドイツ系品種のケルナー・ミュラートゥルガル・ツヴァイゲルトレーベなどが余市町中心に良質なぶどう品種が栽培されております。今問題の地球温暖化の影響か、北海道でもヨーロッパ品種が栽培しやすい気候となり、道内各産地でも色々な品種(ピノノアール)・ドルンフェルダーなど)をチャレンジしているワイナリーが増えております。

 長野県、桔梗が原メルロで数多くのメダルを取っています、林農園の林社長がこんな事をおっしゃっていました。「私達のメルロ種はここ数年で劇的によくなった。約50年チャレンジし続けてここ5、6年で急にぶどうが良くなった。温暖化の影響かもわからない。しかし良質なぶどうが出来るようなった。今後は北海道がおもしろい。良質な土壌と広大な土地がある。平均気温も上がってきておりきっと素晴らしいワインが造れる場所となるだろう。自分がもっと若ければチャレンジして見たかった。」3年前にお会いした時にお年を感じさせないワインに対する情熱を感じました。

 私達が暮らす北海道も世界に認められるワイン産地になる日も近いような気がします。

北海道のニューウェーブ 業会で話題のシャトー

余市葡萄酒醸造

 昭和49年から北海道最大の葡萄生産地、余市にワイナリーを構え、「余市ワイン」の銘柄でワインを造り続けてまいりました。

 昭和49年から北海道最大の葡萄生産地、余市にワイナリーを構え、「余市ワイン」の銘柄でワインを造り続けてまいりました。

 「余市ワイン」の葡萄は、余市の気候風土に調和するドイツ系の醸造品種。20年以上も前から「余市ワイン」を支え続けている契約農家の方々の畑で育てられ、丁寧に手摘みされ、もぎたてが醸造所に運ばれて仕込が行われます。

 その葡萄から造られるワインは、葡萄の個性と余市の自然が授けてくれた香り高い贈り物です。

 同じ葡萄畑を守り続け、30余年の長きにわたって地道にワインを造り続けてきた「余市ワイン」。自然の恵みに感謝し、地域性や信頼性を大切にしながらこれからも地ワインとしてのおいしさを真摯に追い求めてまいります。

余市葡萄酒醸造

日本の最高シャトー
日本産ファインワインのパイオニア・ブランド「シャトーメルシャン」からのご提案

メルシャンの情熱 ・・・シャトーメルシャン甲州きいろ香 2007

メルシャン勝沼ワイナリー工場長 齋藤 浩

 メルシャンのワイン造り、この歴史は今から130年前、1877年(明治10年)まで遡ります。この長い歴史の中で、我々は常に「始めにブドウありき」という言葉を忘れず、良いワインを造るためには良いブドウを栽培しなければならない、と考え続けてきました。この思想は現在にも受け継がれ、日本全国のブドウ契約産地に於いて、地域の気候風土に根ざした最適ブドウ品種の栽培を行っております。更に醸造の分野に於いても、長い歴史がもたらす技術の蓄積と豊富な経験があります。そして、品質を支えるための感性を磨く努力も惜しまず現在に至っております。

 このような成果は、近年シャルドネやメルローまた、甲州といった品種について、国内はもとより国外に於いても充分評価されております。この近年評価されるための変化は、我々の考え方の変化がその原動力となっております。以前はワインだけを考えていましたが、ワイン本来の「ありよう」は食中酒であるべきと考えるようになりました。現在ではフランスでよく言われる「フィネス=バランス」この言葉を念頭にワイン造りを行うように努力しております。このバランス感覚は、料理との相性にまで発展してゆきます。

 さて、このように、ブドウを出発点に様々な事項について視点を変え、取り組み始めたところ、思わぬ発見をしました。皆様は「甲州」と言うブドウをご存知でしょうか。日本固有の品種であり、栽培の歴史は今から約1,300年程前に遡ります。明治の初めまでは殆どが生食のために栽培されてきましたが、日本でワイン造りが始まると醸造用に用いられるようになりました。最近まで、この品種を使ったワインは香味が中庸だと言われていたのですが、我々の研究の結果、この「甲州」は柑橘を連想させる果実香や、また更にブルカリアンローズと共通の香りを持っていることが発見されました。そして、このようなブドウが持っている特長をバランス良く、最大限引き出すことにより、今までにない素晴らしいワインを造ることができました。そして、このワインは様々な料理との相性にも優れ、日本を象徴するワインと評価されております。

 もろみの会にて 甲州種の品質と将来性、日本独自の個性を感じ、新たな発見をして戴ければ幸いに存じます。

シャトー・メルシャン甲州きいろ香 2007年

販売価格 2,517円(税込)

 日本固有のワイン用ぶどう「甲州」の隠れた香りのポテンシャルをワインの香りの世界的権威であるボルドー大学デュブルデュー研究室とのプロジェクトにより引き出した、全く新しいスタイルの甲州ワインです。「きいろ香」の名は、このワインの誕生にあたり醸造指導を賜った同研究室の富永敬俊博士の著書「きいろの香り」に由来します。

シャトー・メルシャン 甲州きいろ香2007年

シャトー・メルシャン甲州グリ・ド・グリ 2007年

販売価格 2,506円(税込)

 色調は甲州のグリぶどうとしての赤紫色の要素を感じる。少しオレンジがかった黄色。香は穏やかながら、桃など木なりの果実のニュアンスを感じる。酸は高くないので味わいは全体的に柔らかいが、渋みと旨みが相まって、複雑な滋味を形成し、口中に長く余韻を与える。様々な料理に対して万能に相性の良いポテンシャルを持つ甲州ワインです。2007年ヴィンテージは野バラやピーチの甘美な香りと、その香りに順じた柔らかい味わいが魅了です。

シャトー・メルシャン 甲州グリ・ド・グリ 2007年

穂坂のあわ 2007

販売価格 1,890円(税込)

 色合いは華やか、香りはほのかに甘く可愛いらしく味わいは黒ぶどうらしいしっかりとした旨みに程良い酸味のあるバランスのとれたロゼ。しっかりとした細かな泡立ちも魅了です。

穂坂のあわ 2007

勝沼のあわ 2007

販売価格 1,890円(税込)

 ほのかに柑橘様の香り、適度な酸味としっかりとした厚みある味わいに、料理との相性の良さのポイントとなる甲州品種由来のほんのりとした苦みを伴ったしっかりとした細かな泡感のある味わいです。

勝沼のあわ 2007