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震災後の仙台酒蔵 -
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私のお勧め蔵元 〜震災後の仙台酒蔵〜
平成23年6月25日
利酒師 坂口 義人
利酒師 坂口 義人
株式会社 佐浦(清酒浦霞醸造元) | ||||||||||
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平成23年3月11日14時16分に発生した東日本大震災、一瞬の出来事だったと思います。この一瞬の出来事が東北仙台にある創業280年の老舗酒蔵も被災し、現在復興に向け進んでおります。ここでこの創業280年の老舗酒蔵についてご紹介をさせていただきます。
株式会社 佐浦(浦霞 醸造元)
「日本酒の製造・販売を通じて豊かさ安らぎ、潤いをより人々に提供」を経営理念に〜本物の酒を丁寧に造って、丁寧に売る〜を基本方針に日本酒のすばらしさを目指している蔵元です。塩竃市の本社蔵・東松島市に矢本蔵があり、ゴルフ場経営も行っています。
代表銘柄であります「浦霞」の由来は大正時代に当時摂政宮でありました昭和天皇にお酒の献上を機に万葉時代からの歌枕であった塩竃を詠んだ源実朝の歌「塩がまの浦の松風霞むなり八十島かけて春やたつらむ」から詠ったとの事。
この創業280年の歴史ある老舗蔵元に突然の衝撃が起きました、今年3月に発生した東日本大震災です。震災後、本社蔵は全く使えない状況となり5月下旬にやっと瓶詰めの作業再開がされ9月の仕込み作業を目指し建物の設備の修繕・整備を行っています。また、矢本蔵(東松島市)においては運良く被害は少なかったようですが震災の余震よる被害により4月中旬からお酒の仕込み作業を再開しています。苦難を乗り越え復興に向け努力されております。これからまた美味しい「浦霞」を飲めるよう期待をしています。
ムラオカ食品 利酒師 坂口 義人